kintoneアプリの開発代行を6年以上手がけてきた開発者が、なぜ個別カスタマイズではなく「プラグイン」という形にたどり着いたのか。開発の裏側にある想いを聞きました。
Qそもそも、「プラグインの達人」を作ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
kintoneアプリの開発代行サービスを、もう6年以上やっています。その中でお客様からいただく「こう改善したい」というご要望には、実はよく似たパターンが多いんです。
最初は、そのご要望ひとつひとつに対してJavaScriptで個別にカスタマイズを作り、納品していました。ただ、あまりに同じような相談が多くて。「これはもう、毎回イチから作るのではなく、ひとつの仕組みにまとめてしまえるはずだ」と思ったのが、プラグインを作り始めたきっかけです。
Q具体的には、どんな改善要望が多かったのですか?
「Excelにワンクリックで出力したい」「選択肢が多すぎて入力ミスが起きる」「ルックアップの候補を絞り込みたい」「郵便番号から住所を自動で入れたい」……。業種は違っても、現場が困っているポイントは驚くほど共通していました。それが今の「プラグインの達人」を構成する4つの機能につながっています。
Q個別にJavaScriptで作るのと、プラグインにするのとでは、何が違うのでしょうか?
一番大きいのは「維持できるかどうか」です。個別にJavaScriptで作ったカスタマイズは、kintoneの仕様変更やバージョンアップのタイミングで動かなくなってしまうことがあります。そうなると、その都度追加の改修費用が発生してしまう。
プラグインという形にしておけば、kintone側に変化があっても、こちらでプラグイン自体をメンテナンスして機能を維持できます。お客様は「動かなくなったらどうしよう」と心配することなく、長く安心して使い続けていただけるんです。
Q料金を安く抑えられるのも、プラグインだからこそなのでしょうか?
そうですね。個別のカスタマイズ開発は、お客様ごとに要件を聞いて、設計して、実装して、テストして……という工程が毎回必要になります。当然、その分の開発費がかかります。
一方でプラグインは、すでに完成した機能を多くのお客様に共通でご利用いただける形です。お客様ごとに開発する必要がないので、その開発コストを個別にご負担いただく必要がありません。だからこそ、年額15,000円(単体)・セットなら50,000円という利用料でご提供できています。「開発しなくていいから、安く出せる」というのは、開発者としてはとても実感のある理由です。
プラグインの設定画面から操作するだけで使えるように設計。導入のためにコードを書く必要はありません。
開発代行の現場で実際にお客様から聞いた「困りごと」をそのまま機能に落とし込んでいます。
kintone側の仕様変更にはプラグイン側で対応し、お客様の運用が止まらないように継続的にメンテナンスしています。
Q「プラグインの達人」というネーミングやキャラクターには、どんな想いが込められているのですか?
実は、子どものころからヒーローに強い憧れがありました。テレビの中で活躍するヒーローを見ながら、「自分もいつか、誰かの役に立つ存在になりたい」とずっと思っていたんです。
大人になって、開発の仕事を続ける中で、まさか自分の手でヒーローを作れる日が来るとは思っていませんでした。「プラグインの達人」というキャラクターを形にできたとき、子どものころからの夢がひとつ叶ったような気持ちになりました。これからもこの業界で、お客様にとってのヒーローでありたい――そんな想いを込めて、日々開発を続けています。